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【独学】日商簿記2級に合格する方法

2021年6月、日商簿記2級に合格しました。
実務経験がなくても合格することができたので、私なりの勉強方法やおすすめのテキストを紹介したいと思います。


この記事はこんな人のために書いています。

 

これから日商簿記2級を受験する
独学で合格する方法を知りたい
合格者の体験を聞きたい

 


少しでも参考になったら嬉しいです。

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受験のきっかけ


2020年10月頃から気持ちが不安定になり心療内科に通院。2021年1月に自分の勝手な判断でお薬を中断してしまったことから精神的にが至上最悪な状態に・・・(中断は絶対にしてはいけません!)
抑うつ状態で食欲もなく仕事にも集中できない。早退欠勤を繰り返していました。
特に食欲がないことが自分にとってとても辛いことでした。大好きな甘いお菓子でさえ食べたいと思えない・・・ずっとこのままなのは嫌だな・・・そんな気持ちから診療内科に再受診。現在はお薬のおかげで気持ちは楽になっていきます。

 

そんな落ち込んでいた時に読んだ本(オードリー若林さんの社会人大学人見知り学部卒業見込)から大切なことを学びました。そこには、ネガティブモンスターをやっつける方法が書かれていました。「何か夢中になればネガティブな事を考える暇がなくなる」だそうです。余計なことを考えてしまう時間って、ただ落ち込むだけで時間が過ぎていく・・・それってすごく勿体ないだと気付きました。そうと分かれば、若林さんを信じて実践です。3年前に簿記3級を受けて楽しかったことを思い出して、2級の受験を決意しました。(転職に使えるかもしれないという気持ちもありました。)

 

その時すでに1月下旬頃。

次の受験日は6月。テキストは2月下旬に発売される。
今できること何だろうと考えて・・・まずは3級のテキストを引っ張り出して復習してみました。うん、やっぱり楽しいかも。これならできるかも。

 

スケジュール

ざっくりと今度のスケジュールを設定。

 

【受験までのスケジュール】


2月末 最新テキスト購入
3月 工業簿記の勉強
4月 商業簿記の勉強
5月中旬 過去問題集ひたすら解く
6月上旬 予想問題集

 

【1日のタイムスケジュール】


5:30 起床、朝の準備
6:00-7:00 勉強
7:00 朝食、お弁当準備
8:00 出勤
19:00 帰宅、夕食、お風呂
20:30-22:30 勉強
23:00 就寝

 

ポイントとしては「スケジュール通りにならないこと」を受け止めることです。
やる気のある日・落ち込んで何もできない日・外出する日などなどあると思います。その分、平日勉強できなかった時は土日に頑張る。土日で外出予定があるときは平日頑張る。そんな感じで1週間毎にゆるく大まかに進めていました。

 

 

勉強時間

 

では実際にどれくらい勉強したのか?

私はおおまかにこのくらいしていたかと思います。

 

3~4月(結構ゆるかった)

平日の1-2時間、土日2~3時間くらい

5月(やる気出していた)
平日3-4時間、土日は5~6時間くらい

5月下旬から6月上旬(受験間近で本気モード)

平日3時間以上、土日8時間以上は勉強していたかと思います。

 

使用したテキスト(お勧め)

 

次に私が実際に使用したテキストを紹介します。
・パブロフ流でみんな合格日商簿記2級日商簿記テキスト&問題集

・パブロフ流でみんな合格日商簿記2級工業簿記テキスト&問題集

・スッキリうかる日商簿記2級本試験予想問題集 21年度版
・パブロフ商業簿記仕訳アプリ+予想問題集2問分


お勧めしたい理由

パブロフは解説が丁寧で初心者でもわかりやすい。
特に解答方法を手書きで記載されているところが良いです。目で見て解き方を理解できるので、本番でも迷うことなく解けるようになると思います。

何よりパブロフくん(犬)が可愛くて、お兄さんのやり取りもゆるくて癒されます。
動画サービスがあるのもよかったです。

 


実践方法


インプット(3月から4月)
①テキストを2回読む(さらっと→じっくり)
②テキストの問題を繰り返し解く 間違えたところはチェック
③何故間違えたのか理解して解説に直接に書き込みする(問題が解けなくても気にしない、間違えた理由を理解することが大事

 

アウトプット(5月から6月)
④スッキリ予想問題集を2回解く
⑤何故間違えたのか理解して解説に直接に書き込みする(問題が解けなくても気にしない、間違えた理由を理解することが大事
⑥予想問題集の間違えた箇所のみ1~2回解き直す

 

受験直前
⑦パブロフ予想問題2回分解く
⑧これまでの総復習(間違えた時の書き込みを読み返す)

 

商業簿記の仕訳はちょっとしたスキマ時間でやっていました。

 

工業簿記と商業簿記どっちを先にやる?問題

 

私は工業簿記から始めました。
工業は少し特殊な分野ですが、ボリュームが少ないので取りかかりやすいなと思いました。

 

 

合格に向けたコツ


・ひとつの教材を信じて何度も繰り返すことが大切
・仕訳が大事です!勘定科目を覚えましょう!
・その勘定科目が貸借対照表損益計算書のどこに属しているのかを理解しましょう
・よく出る問題(定率法、200%定率法の違い シュレッター図 連結会計など)
 は公式を丸暗記することで反射的に解けるようになります
・工業簿記は問題を繰り返し解くことで問題の傾向を知りましょう
・合格体験記などを読んで他人の勉強方法を参考にする

・どうしてもやる気がないときは無理しない。気分転換も大切にしましょう。

 

 

受験した感想


・勉強中は何度も「無理かも」「受からないかも」と思いました。そんなときはひたすら問題を解きました。目の前のことに集中したらネガティブなことを考えることが少なくなった気がします。

・何かに夢中になることで不安や心配に押し潰されることなく生活できることがわかり、良い経験となりました。

・受験直前に急に予想問題集の点数が伸びるときがあります。自分でも驚きましたが、それが自信に繋がって、結果的に試験も落ち着いて望めました。
・ネガティブは行動の原動力なのかもしれないです。(私は今の職場を辞めたい、辞めてやる!と思いながら自分を奮い立たせていたので・・・)
・目標を設定してそれを実現できたことは、自信に繋がります。「きっと大丈夫」「なんとかなるんだ」ということが分かりました。

 

 

まとめ

 

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ここまで簿記2級の独学で勉強する方法を紹介してきました。

この方法で少なくとも私は約3ヶ月半の勉強で合格することができました。

経理の仕事はしたことなくても精神的に弱っていてもきっと大丈夫、何とかなります。

 

これから日商簿記2級に受験する人の役に立てたら嬉しいです。

 

 

【場面緘黙】克服するために実践した5つのこと【経験者】

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場面緘黙という言葉を知って自分のことだと思った

話せるようになりたいけどどうしたらいいのか分からない

経験者の克服した話を聞いてみたい

 

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そんな悩みを持つ人へ記事を書いています

 

わたしも小学生から大学生頃まで場面緘黙をもつ子どもでした。

大人になり場面緘黙は克服しましたが、今でも対人交流には悩むことが多く、思考錯誤しながら日々生活しています。

 

これまで実際に私が実践してきたことについて

5つの行動をまとめてみました。

 

目次

 

よろしければ最後まで読んでみてください。

 

場面緘黙の克服に向けた5つの実践

 

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好きなことや得意なことを見つける

 

場面緘黙の子どもは特定の場所では話すことができません。

「家では話せるけど、学校では話せない。」というケースが多いようです。

学校で過ごす時間が、緘黙を持つ子にとっては辛く苦しい気持ちで過ごすことになってしまいます。

 

ですから学校で過ごす時間(辛いと思う時間)以外を有効に使って欲しいのです。

自分が「楽しいな」「充実してるな」と思える時間や空間を見つけて欲しいなと思います。

(学校の時間をないがしろにする訳ではなく、あくまで対処療法として)

 

たとえば、お絵かき、ゲーム、読書、音楽鑑賞、運動、スポーツ観戦など。

それをすることによって気分転換になる(現実の世界から離れられる)のであれば、いいのではないでしょうか。

 

実際にわたしも、絵を描くことやアイドルの応援をすることが気分転換となっていました。

学校から帰宅した後や週末は好きなことに時間を使うことで、嫌な気持ちを忘れて、その時だけは楽しい気持ちに浸ることができました。

 

そうして楽しく過ごした時間や経験が、日々の活力になりますし、自分の財産になります。辛いことがあっても乗り越えられると思います。

 

身なりを整える

 

話をするとき人の目が気になってしまい上手く話せないですよね。

身なりを整えることで自分の自信に繋がり、人と話をするときにも役に立つのではないかと思います。

 

たとえば

✓清潔感を保つ

髪の毛にブラシを通す。制服のシワを伸ばす。など

✓お化粧をしてみる

学生さんなら色つきのリップクリーム等がいいですよね。

✓髪型を変えてみる

いつもと違うヘアアレンジをしてみる。

✓お洒落をする

いつもと違う色や形の私服に挑戦してみる。

 

ただし場面緘黙の人は「人から注目されることに恐怖」を感じる人が多いと思います。

いつもと違う行動を取ることは勇気のいることかと思いますので自分ができる範囲で。

周りから気づかれなかったとしても自分の気持ちが前向きになればいいと思います。

 

それでもどうしても難しいときは「清潔感を保つ」ことを意識するだけでもいいと思います。

 

笑顔の練習をする

 

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場面緘黙があると人前で話せないだけではなく動くことも難しくなりますよね。

人から見られることやそれに対してどう思われるかを怖いと感じてしまうためです。

実際にわたしも学校にいる時は笑うことができませんでした。ではどうやって笑顔を出していけばいいのでしょうか。

 

練習をしましょう・・・。

 

いまはインターネットの普及で「笑顔 作り方」と検索すると色々な画像や動画が出てきますので、どれか気に入ったものがあったら挑戦してみてくださいね。

 

わたしが普段から心掛けていることは、

✓口角をあげるように意識する

✓目元を細める(目じりを下げて涙袋を上にあげるイメージ)

 

このふたつを実践すれば「微笑んでいる」ように見えると思います。

真顔でいると「怒っているのかな?」「不機嫌なのかな?」と勘違いされてしまいがちですが、微笑んでいればそう思われる確率はぐんと減ると思います。

話しかけやすい雰囲気も自然と出てくると思いますし、そこから他人とのかかわりが生まれてくるかもしれません。

 

 

人と接する機会を作る

 

話すことや笑うことにはある程度の練習と慣れが大切だと思います。

そこで、接客業のアルバイトをお勧めしたいと思います。なぜかと言うと、接客業はある程度「決まった接客の型」があるので、その型を覚えて慣れてしまえば、コミュニケーションが苦手でも働けると思うからです。(もちろん臨機応変な対応が求められることもありますが)

 

私は大学生の4年間、ファーストフード店でアルバイト(接客業)をしていました。はじめは声が小さく笑顔もぎこちなく、緊張して、毎回ひどく疲れていました。ただ何回も繰り返し接客をこなしていくうちに自然と慣れていきました。色んなお客さんと関わることで、「社会には色んな性格の人がいる」ということも学びます。理不尽なことを言われて悲しかったり、はたまた感謝されて嬉しい気持ちになったり、色んな刺激になりますし、コミュニケーションの練習にはもってこいだと思います。この4年間の経験は、自分を成長させてくれたと思っています。

また、自分でお金を稼ぐことの大変さ、お金のありがたみも知ることが出来るので、いい人生経験にもなると思います。

 

無理に話そうとしない

 

ここまで書いておいて最後に何を言うんだ!と思われてしまいそうです。ごめんなさい。

これはマインドのお話です。場面緘黙をもつ人へお伝えしたいのは、無理に「話そう」としたり「話せないことは普通じゃないんだ」と自分を否定しないで欲しいなということです。なぜなら、話せないことはあなたのせいではありませんし、無理に話そうとすることで、余計に話せなくなってしまうからです。

 

もし自分の近くに場面緘黙をもつ子がいたら、「話す」ことを強要しないで欲しいなと思います。話せないことが悪いことなんだと認識してしまい、自分を否定してしまうことに繋がるかもしれません。また、繰り返しにはなりますが注目されること自体がその子にとっては辛く、負担になってしまいますので、あくまで見守る。困っていたらそっと手助けする。そうして「いつでも味方でいるからね」という姿勢や気持ちがが伝わったらいいのかなと思います。

 

 

 

まとめ

・好きなことや得意なことを見つける

・身なりを整えてみる

・笑顔の練習をする

・人と接する機会を作っていく

・無理に話そうとしない

 

まずは、自分のペースでゆっくり乗り越えていくことが大切かなと思います。

緘黙の子を支える周りの人は、その子が話せないことを責めるのではなく、温かく見守る。緘黙の子はいろんなことに対して敏感に物事を感じ取ってしまいます。「ここなら(この人になら)話しても大丈夫」とその子が思えるまで、焦らずゆっくり、前に進んでいけたらいいのかなと思います。

そうして少しずつでも話せるようになってきたら、今度は人と接する機会を作って練習していきましょう。

 

以上が5つの実践のお話でした。

ぜひどれかひとつでも参考になりましたら嬉しく思います。

 

 

【場面緘黙症】克服に役立ったと思う経験【当事者】

こんにちは、むんです。

 

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「場面緘黙に悩んでいる」

「このまま話せないままなのかな」

「克服した人の経験談を知りたい」

 

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そんな方へ向けてこの記事を書いています。

わたしは幼少期に場面緘黙を持っていました。大人になり克服はしましたが、対人交流には悩むことが多く、今でも試行錯誤しながら色んな方法を探しています。そんな私が、克服のために役立ったと思う3つの経験をお話したいと思います。

 

 

場面緘黙症について知りたい方は、こちらの記事を参考にして下さい。

 

misa-voice.hatenablog.com

 

 

目次

 

場面緘黙症の克服のために役立ったと思う3つの経験談

 

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アルバイトの経験

 

アルバイトの経験が役立ったと思う理由はこちらです。

・多数の人と関わることで「声を出す」ことに慣れた

・接客業を選んだことで人との関わりに慣れた

・自分で働いてお金を稼いだことが「自信」に繋がった

 

私は大学生の4年間、ファーストフード店でアルバイトをしていました。

始めたきっかけとしては、自分の稼いだお金でアイドルのコンサートに行きたかったこと(少し特殊な理由ですみません)。そしてコミュニケーションに慣れたかったこと。あとは自宅から近いと言う理由で選んだアルバイト先ではありましたが、4年間続けることができました。

 

 

 

大学生当時、場面緘黙の症状はほとんど和らいでいましたが、他者とコミュニケーションを図ることが苦手であることには変わりありませんでした。友人と話していても会話が続かず、また話しかけられたら返事はできるけど自分から話しかけることが出来ないなど。このまま社会に出て働いていけるのだろうかと不安に思っていました。

 

アルバイトの内容としては、主に接客8割+調理等のバックヤード業務2割。

最初のうちは声が小さいと注意されたり、声がどもってしまいお客さんから指摘されたりなど、ただでさえ緊張しているのに辛いことばかりでした。

ただ接客業に関しては、ある程度決められた型があります。

いらっしゃいませ→注文を聞く→注文を繰り返して確認する→お会計をする→商品を渡す→ありがとうございました

その型の通りに話すことで、ある程度は成り立つのかなと思います。(もちろん臨機応変な対応やお客さんに合わせた会話も必要です・・・)

そうして決められた型通りに接客をしていくことで「話すこと」自体に慣れていけたと思います。声が小さかったりどもったりもしながら試行錯誤して、自分の接客の型を見つけていきました。

 

余談ですが、私のアルバイト先はクリスマスがいちばん忙しくなる時期でして(これを言ったらどこで働いていたかバレそう)、本当に目が回るほど忙しかったです。ある程度忙しい環境で働いたことも、今思えば「働くことの大変さ」を知れたので良かったですね。ちなみにクリスマスの時期は、仕事が担当制になります。接客担当、調理担当、商品詰め担当など割り当てられました。私はというと接客担当になってました。「いつも落ち着いた対応をしているから」と評価して貰っていたようです・・・。

 

 

福祉施設での実習体験

 

ふたつめは大学生時代に経験した社会福祉施設での実習です。役立ったと思う理由としてはこちらです。

・会話の技術を学ぶことができた

・考えていることや悩んでいることを口に出せるようになった

・人の役に立つ仕事(福祉)をしたいという今後の軸を見つけた

 

大学2年~3年生の時に、福祉施設へ約2か月実習に行きました。

社会福祉士という資格取得を目指した授業を専攻しており、実習もそのひとつでした。

最初はまず利用者さんとのコミュニケーション。

話すことが苦手のまま生きてきた私にとってはとても大変なものでした。会話が続かない、何を話していいのかわからない、そして沈黙・・・。

 

ただ実習をする大きな目的としては「利用者さんの生活支援」を考えること。

生活の中で困っていることはあるか?その人らしく生活するためにはどんな環境や周りの助けが必要なのか?

そのためにはこれまでの生活歴や家族・仕事のこと等、色々と情報を集める必要があるのです。そのためにもコミュニケーションが大切。

ただ当時の自分はそんなに器用にお話を聞き出すことはできませんでした。

 

実習先の職員さんから教えて頂いたこと①

会話を続けるコツは「何で?」

 

とある利用者さんとのお話の中で「もう死にたい・・・」と悲観的な話をされる場面があり、私はどう返していいかわからず黙ってしまいました。

そんなときは「どうしてそう思うんですか?」と聞いてみてはどうか、とのアドバイスでした。その後、その利用者さんとはお話できる機会がなく実践はできなかったのですが、この「何で?」と思うことは会話のなかで大切な視点だと今でも思います。

 

実習が進むにつれて「利用者さんの生活支援」を考える作業が深まっていきます。

今まで他人と深く関わってこなかった自分が他人の人生について考察し支援計画を考えることは本当に大変でした。

 

実習先の職員さんから教えて頂いたこと②

「思い」は口に出してはじめて相手に伝わる

 

いっぱいいっぱいになっていた自分は、実習先の職員さんに「自分の考えていることや分からないこと」を正直に伝えました。伝え方もたどたどしかったかもしれません。後日、その職員さんから「あの頃から自分の考えを口に出してくれるようになって、指導もしやすくなった」と言って頂きました。

逆に「言わないと(どんなに自分が困っていても)伝わらないんだな」ということが分かりました。

 

 

 

最後に私が福祉の仕事をしたいと思ったきっかけとして、大学の先生の存在があります。利用者さんの支援計画を考えるとき自分がどんな意見を言っても、先生は「絶対に否定しない」のです。「そういう考えもあるね。ただこういう風に考えてみるのはどうだろう?」と提案をしてくれる。この「相手を受容する」という福祉の基本的な姿勢が、私にとってはとても心地よく、そして自分もこういう軸を持った人間でありたいなと思うことができました。

 

 

  

夢中になれる対象を見つけた

最後になりますが三つ目です。理由としてはこちらです。

・自分の意思をもつことができた

・好きなものを追いかけるために行動力が身に付いた

・自分でお金を稼ぐことの大切さを学んだ

 

中学1年生の時にアイドルグループの「嵐」のファンになりました。

クラスメイトからいじめられている時も、対人関係に悩む時も、毎日辛くて生きていたくないと思う時も、嵐という存在に私は救われていました。

 

ファンになった事をきっかけに「ファンクラブに入りたい」「コンサートに行きたい」という自分の意思が生まれ、そして「お年玉を貯金してグッツやコンサート代金にする」「アルバイトをして地方のコンサートに行く」など実際に行動に移していきます。音楽を聴いたりコンサートに行ったりバラエティ番組を観ている時は、心から楽しくて、応援することが生きがいとなっていました。

 学生時代には嵐のことでクラスメイトと話すこともできましたし、友人もできました。

 

 

夢中になれる何かを持つことは大切なことだと思います。

・辛いときには心の支えになる

・自分の中で「これがしたい!」という意思ができる

 

その対象が私にとってはアイドルという存在でしたが、

例えば漫画やゲーム、お絵かき、音楽、などなど何でもいいと思うのです。

自分の中で「これが好きだ!」と思うものがあったらそれは大切にしてほしいです。

 

場面緘黙の克服にきっと役立ってくれると思います。

 

最後に

 

場面緘黙の克服に役立ったと思う3つの経験談について、わたし自身の経験談を交えて書かせていただきました。

 

まとめてみると以下の3つです。

・アルバイトの経験

福祉施設での実習体験

・夢中になれる対象を見つけた

 

どれも私にとって重要な経験だったと思います。悩んでいる人へ、どれかひとつでも取り組めそうなものがあったら実践してみて欲しいなと思います。

 

このブログが何かの参考になりましたら嬉しく思います。

 

では、また。